ほしの

地獄の貴婦人のほしののレビュー・感想・評価

地獄の貴婦人(1974年製作の映画)
5.0
硫酸?でドロドロに溶かされ、人体だったものがバスタブにあって、それをガスマスク的なものを被って処理していた。画的にはかっこよかった。

作業途中、サボってスパゲティ食べるシーンがあるけど、スパゲティの盛り方も雑で良かった。「冷たい熱帯魚」の一息いれるか的なコーヒーブレイクとはまた違う趣きがあった。

人を殺すまでは、のぺーっとしていてだるいなーって思っていたけど、あっさり人を殺してから、逆にそれまでののぺーっと感が恐くなった。あっさり加減がすごく恐い。そのせいでか、殺される直前のおばちゃんが脳裏にやきついた。それまでのおばちゃんのご機嫌ぷり。

死体が人間の外見をしているだけの、ただの「物体」のように見えた。

おかしな登場人物のせいで、映画のノリが悪くなって、観ているこちらの体感も居心地が悪くなるような感じがとても良かった。

もう、サインの練習させてるとこも怖かった。絶対ああいう目にあいたくない。

居心地の良さ/悪さがたまらなかった。身投げも良かった。すごく好きな映画だ。それと服が👍
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