ピンフまんがん

真実の瞬間のピンフまんがんのレビュー・感想・評価

真実の瞬間(1965年製作の映画)
3.4
これ、掘り出し物映画だと思って何も考えずに鑑賞していたらとんでもない作品だった。とにかく考えさせられます。
監督の趣旨は、多分この当時だから、闘牛士に花咲かせて散っていく主人公の人生を描くという意味なんだろうけど、現代では、闘牛の悲惨さを伝える映画って感じに捉えられるかもです。
実はあまり闘牛の知識はなかったので、こんな酷いものだとは知りませんでした。むしろストーリーは二の次でいいかと思います。闘牛の姿をしっかり伝えるという意味では、けっこう貴重な映画です。
ただ、地元スペインでも、反対派が多く、現在は闘牛は禁止になっているのかな?勉強不足でちょっとわからないですが。でもスペインでは文化だし、向こうの人に言わせれば
「食肉になるんだから一緒じゃん!それより鯨を捕まえて食べているニホンジンのほうが残虐だよ!」なんて思われているのだろうか・・・・・