村シリーズがどうしようもなくて「忌怪島」はちょっと取り返して及第点でやっぱり清水崇監督も…と思っていたら本作と最新作は異様に評価が高くて遂に完全復活かと観てみました。
実在のアーティストグループを絡めてそこのファンをホラー映画に取り込もうとする企画力は良いと思います。
しかし…このグループに全く興味が無い私みたいな者には演技経験を積ませるための若手キャストを集めたホラーにしか見えず…。
今や本業よりも役者で大活躍のマキタスポーツさんの胡散臭さが最高です。ただちょっとそれが怖さをマイルドにしちゃっているような(笑)
共演の男の人とさほど変わらなくて、早見あかりさんてやっぱり背が高いんだなぁ。
怖さがどうのホラーとしてどうのよりもそういう事の方に目が行ってしまう…。
話としては死者の思いというかベタな怨念もので新しさはないけど、人気者達をで上手く使って誤魔化していた印象。
階段サーフィンはもう怖いというより笑ってしまいましたよ…。
GENERATIONSのファン向けのホラー入門といった感じの作品で評価が高いのもそういう事かと納得。
ジャパニーズホラーの重鎮もホラーを継ぐために、色々と苦心しなきゃいけないんだなぁと思った作品でした。