カタパルトスープレックス

食人族4Kリマスター無修正完全版のカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

2.3
ルッジェロ・デオダート監督による『世界残酷物語』(1962年)の系譜に連なるモンド映画。

子供の時に「あなた、食べる?食べられる?」というテレビCMに衝撃を受けて以来、避けまくっていた本作。基本的にグロいの苦手なんですよ。はっきり言って、こういうのが好きな人じゃないと受け付けられない映画だろうなと。

たぶん、自分は配信とかメディアで観ても途中でヤメちゃうと思う。なので、無修正版が劇場公開した機に観に行ってみようかと。おそらく、この機会を逃したら一生観ないだろうし。モキュメンタリーとしてもファウンドフッテージとしても先駆的な映画なわけですから、いちお、観ておこうと。

まず、最初の音楽からびっくり。え?なんか爽やかな音楽。まったく内容にそぐわないのだけれど、これがメインテーマ。

内容のグロさなのですが、動物をリアルに殺すのが気持ちわるい。むしろ、人間を食べるのは明らかに偽物なので大丈夫。特殊効果の気持ち悪さなら最近の作品の方がよっぽどリアルで気持ち悪い。イーライ・ロス監督作品とかとか。本作の場合、動物の残虐シーンは本物ですから!無理。マジで無理。

好きな人にとってはタマラン作品なのでしょうが、ボクはやっぱ無理でした。カニバルな部分というより、リアル動物な部分が。