あつぼう

オクス駅お化けのあつぼうのレビュー・感想・評価

オクス駅お化け(2022年製作の映画)
2.5
脚本に高橋洋さんの名前があり、ジャパニーズホラー色の強い映画になってたけど、正直使い古されたホラー演出で目新しさを感じる事ができなかった。特に大音量か突然の登場なのでビックリする事は何回かあったけど、驚くだけで怖くないんです。なんか貞子の井戸みたいなのも登場するし。

簡単なストーリーは、バズらせることが全ての駆け出しの記者が、“その数字(名前)を、言ってはいけない”というある人身事故にまつわる奇妙な目撃談を記事にした。やがて記者が真相を追ううちに、不気味な変死が次々と起こり始める。

韓国のホラー映画にしては、描写は大人しく血飛沫の量も控えめでした。あまりもの王道すぎる展開なんで、特筆して書く事もないって感じで困ってしまいます。

子どもたちの霊が集団で叫ぶシーンは、その奇声が頭の中に残るぐらい気持ち悪かった。あの黒板の引っ掻くような感じです。映画を観ていて久しぶりに音が不快に感じた。

ソウルに実在する地下鉄のオクス駅を舞台にしているらしいけど、日本人の自分からしたら初めて聞く駅の名前で、そこらへんはどうでもいいかって思ってしまった。

復讐劇と人間の怖さを感じさせる展開でしたが、こういう呪い映画にしてはスマートな終わり方やったと思う。でもこの終わり方は賛否両論やろうなぁ。
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