むぎたそ

アリーテ姫のむぎたそのレビュー・感想・評価

アリーテ姫(2000年製作の映画)
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中学生の時に吉祥寺アニメワンダーランドの声優イベントに参加した記憶。まあヒットしないだろうな。。
ケルトの文化とか、薄暗い曇り空とか、自分は好きだけど。
やることが早すぎた感があるかもしれないね。姫の自己決定感について。
いい王子が来ないのも父である王が全然姫の味方じゃないのもいい。。
姫の造詣があんまり美少女じゃないのは、今は狙いだってわかります。
魔法使いふたりともものすごい悪い人とか完璧な人とかじゃないのがいい。
人間の一番の魔法は想像力であり、それは誰にでもあるんだ、ってメッセージは好き。
ひとりひとりに心があるんだ、というのもね。
昔の人間のことはわかんないね、もうわかんないから考えてないで自由になろ、ってのなかなかない潔さだね。わからないことの肯定。いや、確かに、現実はそうだよ、簡単にめでたしめでたしにはならないもの。

すごく観念的。
静かだねえ。大人向けだねえ。

でもヒット狙ってたんだな。電通が出資してた。
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