佳子

私の頭の中の消しゴムの佳子のレビュー・感想・評価

私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)
3.7
TSUTAYAみんなが愛してやまない365本
249本目

若年性アルツハイマーの話。
このテーマで、しかも韓国映画。
絶対泣くに決まってますよね。
案の定、普通に泣きました(^^)。

心に残った台詞は
「人を許すのは、簡単なことなのよ。心の部屋を1つ開けるだけでいい。」

捨てられた母親をどうしても許せないチョルスにスジンが語る言葉だ。

肉親や家族だからこそ、許せないことってあると思う。

けれど、それでも許せる人は、人として美しいと思う。
自分もそうありたいと思う。

よい映画でしたが、最後のコンビニのシーンからは、蛇足。勿体ない!!
忘れ去った後の自己紹介か、食事でのあの涙のシーンで終わった方が絶対に美しかった。サランヘ言わせたかったんだろうけど。T^T
残酷な現実から逃げなかった明日の記憶や、アリスのままでのラストシーンが素晴らしかったので、比べてしまうとそこは惜しかったと感じます。
佳子

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