停滞

歴史は女で作られるの停滞のレビュー・感想・評価

歴史は女で作られる(1956年製作の映画)
3.6
ファムファタール(femme fatal)ってことですな。運命の女と訳されたり破滅に導く女と言われたりと、まぁタイトルの通り、歴史の偉人となると男がほとんどだけどその裏側では女の影響があったと取れる。ファムファタールぶりがそんなに伝わらなかったけど、これってこの時代の美人だからこうであって現代の女性社会はみんなこんなもんじゃない?って印象が正直ありましてやっぱ女って怖いなぁ〜(小並感)

映画としては、サーカスの見世物として彼女の人生が開演して始まる〜
単純に言葉で語りがちなところをサーカスとして魅せるの良いっす、誘拐されて連れ返されて〜を馬に乗せてやるのが印象的。あと、キスするところで角度を変えたり、柵越しで覗いてるような視点だったり、カメラも良い。
でも、全体としては、話が次から次へと矢継ぎ早に展開されて若干わかりにくく眠くないのに気づいたら取り残された現象もあったりとちょいいまいちかな。

バージョンは紆余曲折あるらしいのですが、2008年デジタルリマスターでディレクターズカット版をみました〜
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