【おそらのどろぼうがえし】
Netflix新作ヒンディー映画。身勝手な主人公らへの青空拷問ムービー。旅客機乗客には大迷惑のディザスタームービー。
ツッコまれてもスルーするよ!な仕上がり。スットコぶりで連想したのは韓国航空コメ『ノンストップ』。あの工作員抜きみたいなお味。…そういや感想アップしてなかったな。
ヤミー・ゴウタム萌え映画ですね。見どころは彼女の美顔、その表情美階調。美人だからこそ、あの“怯えから氷の微笑まで”の顔芸逆上がりが、エンタメになる!
原題『Chor Nikal Ke Bhaga』は、“泥棒はまんまと逃げおおせた”の意味だそう。英題?の表記は『Runaway thief』でしょうが、原題の方が、物語の伏線でもあり尚良しですね。
ロマンスで盛り上げて突き落とすのは、インド映画あるあるですが、本作の前半は段取り感が先に立ち、感情や謎で引き込むより、パズルを嵌める作業的展開で、乗れなかった。
だから平温のままで眺めていたら、偽物だ!とバレるところで、盛り上がるハズが冷めてしまった。まさにキーマンである、大臣の側近メガネが得するよう、どう企んだのよ?主人公の、そもそもの成功プランがどんなものだったのか、アレでわからなくなった。
まあ、物語は“盗難には保険適用”と“権力者は隠蔽する”という二大保険wで護ってあったようだから一応、全体への目配せはされているらしいが。
“プランB”の正体がわかってからは、動機が明確になり、感情で引っ張るからそこそこ乗れました。相変わらずリアリティからは遠いけど。昔、ルパンの娘関係者だったのか?
それにしてもヤミーさん、美しさに磨きがかかってきたが、その分、段々フツーの美人さんになってきたな。以前の方が、顔に特徴あった気がする。
まあそれでも、本作のヤミーは、食べちゃいたい!のヤミー!
<2023.3.27記>