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ウルトラQ 五郎とゴローのmitakosamaのレビュー・感想・評価

ウルトラQ 五郎とゴロー(1990年製作の映画)
2.8
こちらもブローアップ版。そして例によって謎のチョイス。何故に「五郎とゴロー」なのさ?
ウルトラQならガラモンやケムール人、ペギラなどもうちょっと劇場向けのスケールの話があるでしょうに…

まぁ、金城哲夫脚本だけあり、戦争の傷跡がまだ残る時代として、深みのある話だとは思う。

戦中の旧日本軍の滋養強壮剤の青葉くるみを食べた猿ゴローが巨大化。
猿に育てられた若干知恵遅れな五郎と共に迫害される。
同じく南方の島でも日本兵の持つ青葉くるみで巨大化した猿がいるので、ゴローをその島に送ることにする。

迫害される弱者の障害者と異形の怪物、戦争の遺産の被害者。正に金城脚本の真骨頂だと思う。
和製キングコングとしてのオリジナリティはすごいあるね。

しかしモングラーのハニーゼリオンといい、この世界は生物が巨大化する食べ物が多いな。
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