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怪獣総進撃のtetsuのレビュー・感想・評価

怪獣総進撃(1968年製作の映画)
3.5
ゴジラ祭り第5弾!第3部!
(終盤にゴジラが大好きな友達の豆知識コーナーあり。)

怪獣たちが管理されている島・怪獣ランド。
そこに謎の毒ガスが撒かれ、彼らは暴走、
世界各地で大暴れを始めた。
事態の究明に向かった月ロケットの艦長は、その背後にキラアク星人という宇宙人が関係していることを突き止めて...。

開始4分で怪獣が5体登場するという超お祭り大作。(つまり、ゴジラ版『アベンジャーズ』)
また、後のオールスター作品『ゴジラ FINAL WARS』や『GODZILLA 怪獣黙示録』(小説)の原点と言える作品かもしれない。

舞台は世界中。いや、それを飛び越えて宇宙にまで及ぶという超SF展開に...。
総勢11体の怪獣が戦いを繰り広げる展開は豪華だが、終盤は「キングギドラvsその他」になるので、ほぼ『プリキュアオールスターズ...』*みたいな構図に...。笑
ただ、そんな数の怪獣を敵に回しても、キングギドラは簡単に動じないレベルで最強なんですが...。笑

*少女戦士プリキュアが数人の悪役を倒すために、総勢数十人で襲いかかるフルボッコアクション映画(←話を盛りすぎました。ファンの方、すいません。)

また、序盤、怪獣たちが世界各地を襲うシーンでゴジラが襲っているのがNYだというところも面白い。
このあとに作られた1998年リメイク版『GODZILLA』よりも先に、本家のゴジラがNYを襲っていたことは結構意外でした!

というわけで、
終盤、決戦の地に一番乗りで到着する意外すぎる怪獣や、元祖ライバル怪獣・アンギラスの大活躍、そして、珍しく役回りが良い人間などなど、どのキャラクターに時間を割いているのかにも、注目して見ていただきたい一作でした!

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<ゴジラ兄さんの豆知識コーナー!!>

・元々は本作がゴジラシリーズの完結編になる予定だった。

・今回のゴジラのスーツは『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』まで使われることになる。

・パリの凱旋門が襲撃されるシーンでは、破壊している怪獣がゴロザウルスなのに、「バラゴンが襲撃した」と報道されている。これは、元々バラゴンで撮影するシーンをスーツ修復の関係で急遽、ゴロザウルスに変えたからである

・本作に登場したバラゴンの着ぐるみは様々な怪獣に改造されており、『ウルトラQ』や『ウルトラマン』シリーズにも度々、登場している。

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