べるーし

怪獣総進撃のべるーしのレビュー・感想・評価

怪獣総進撃(1968年製作の映画)
3.5
東宝特撮版エンドゲーム

近未来、小笠原諸島に建設された”怪獣ランド”で管理される怪獣達。しかし飛来するキラアク星人により洗脳され、怪獣達は破壊活動を始めるというストーリー。


実は当初こそ今作で完結予定だった東宝怪獣特撮シリーズ。だから様々な怪獣を一本の映画に集わせたのだそうなワケで、怪獣の場面はどれもこれも滅茶苦茶気合いが入ってます。特にマンダがモノレールの線路を破壊する場面なんかどうやって撮影したのか!

ただドラマ性は皆無に等しく、どちらかと言えばシン・ゴジラの様に人間らの怪獣への対応がメイン。その辺も良くも悪くも退屈ではあるかな〜、というか、怪獣パートの助走の為にああいった展開にしたのだろうと思います。

でもエンタメとしてはそれなりに楽しい映画です。ゴジラの反核要素はどこへ消えたしとは思っても、結果的にはかなり楽しんだので満足ですw

ただ、ただ...かつて地球最大の決戦を引き起こしたキングギドラが地球最大のリンチに遭うとはなぁ。登場がヤケに唐突なもんでこれに関してだけはちと納得が行かず。いや、確かにゴジラ一頭では倒せない存在であるけど。

久保明若い。
べるーし

べるーし