回想シーンでご飯3杯いける

ワン・モア・タイム 〜あの日、あの時、あの私〜の回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

3.4
40歳の誕生日を迎える女性が、交通事故をきっかけに18歳の誕生日にタイムリープする話。タイトルといい、交通事故といい、ロバート・ダウニー・Jrが'89年に出演した「ワン・モア・タイム」のリメイクかと思ったけど、ストーリーは全然違うので無関係と思われる。

本作の特徴と言えるのが、40歳役の俳優がそのまま18歳の過去編を演じている事。ちなみに主人公以外は40歳役とは違う俳優が過去編を演じているので、何とも不思議な感覚。確かに主演の女優さんは魅力的で、これはこれでアリなんだけど、本作はスウェーデン映画で、田舎っぽい街が舞台という事もあって、過去にタイムリープした事を映像的なインパクトで表現できていないのが残念。

そうしたエンタメ要素は控えめで、18歳の自分が実はモテていた事を知るというロマコメ路線に徹するのが本作の方向性なのだろう。そう割り切れば面白いし、ちょっと意外な結末も強く心に残る。

スウェーデンという事で、IKEAっぽい北欧インテリアも見所。「100歳まで生きて」と繰り返すバースデー・ソングが独特なんだけど、スウェーデンの定番曲なのだろうか。