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肉弾鬼中隊のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

肉弾鬼中隊(1934年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

1917年。メソポタミア。
英国軍12名の偵察隊が砂漠を行軍中。
姿を見せずに襲ってくるアラブ兵"見えない敵"に1人ずつ殺られていく話。

使命や作戦や本隊との合流地点を知っている中尉が最初に殺られたことが、残された中隊にとって悲劇の幕開けとなった。

軍曹が率いることになったのだが、
「ここはどこ?」
「どこに向かうの?」
「何をするの?」
という迷子状態でお手上げ。

オアシスを発見して一先ずは安心。
が、馬を盗まれ身動きできなくなる。
水もヤシの木もあるから、ここで救助を待つべきだという意見も出たが、救援隊を呼びにいく者をくじ引きで決定して送り出すことになる。

送り出された2人は、程なくして惨殺死体となって送り返されてくる。
この時点で8名の仲間を失い、1名が脱走、1名が精神錯乱状態、まともに残っているのは軍曹とモレリとの2人きり。

飛行機が飛来してきて「助かったー!」と思ったのも束の間、パイロットが撃たれて死亡。
軍曹もモレリも操縦ができないから無用の長物。

軍曹が飛行機を燃やす→本隊が気づく→前進してくる。オアシスまで6時間の距離。

精神錯乱状態のサンダースが、大きな十字架を掲げて砂漠へ踏み出したのを見たモレリが止めようとして2人とも撃たれて死亡。

1人になった軍曹。
ようやくアラブ兵士が姿を見せる。
たった5人?!
5人を連射で倒した軍曹が立ち尽くしているところに...本隊が到着。

本隊の指揮官に「部下はどこにいる?」と聞かれた軍曹は、剣を墓標がわりに立てた墓を指し示すことしか出来なかった。

♪オールド・ラング・サイン♪

ボリス・カーロフが精神錯乱状態に陥るサンダース役を好演。敬虔なクリスチャンであり、心優しいサンダースが、あまりの恐怖に耐えきれずおかしくなっていく様子を演じきっている。上手い(*’ω’ノノ゙☆パチパチ
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