少しずつ、少しずーつ重みが増していって、後半にさらに重しがズンって乗って、見るのもツラいくらいな展開になってゆく。
石原さとみはもはや演技の枠を遥かに超えていて、憑依していた。正気を失いトチ狂った母親(石原さとみ)と対比して、きっと同じくらい娘の事を思い複雑な感情を抑えこんで冷静さを保とうとする父親役の青木崇高も見ててツラカッタ。最後まで母親に味方する姿も良かった。
弟の葛藤やら姉との関係。事実を隠す意味や彼自身の本当の感情を上手く表現できない所ももどかしい、、
関心が薄まっていく事件を取材する記者役の中村倫也の葛藤も表情や細かな仕草でグッと入ってきた。
テレビって何なんだろとか報道とは？みたいなセリフも考えさせられたし、事件当事者の薄まらない感情とカメラマンや報道部のお偉方の関係ない人達の対比も考えさせられる。
ラストはどっちに転ぶのか、色々な感情で埋め尽くされてたら終わった😢
最高な映画でした。
