ドキュメンタリーとしては凡作ですが、ケヴィン校長の考えや試み、金言は素晴らしいです。アプローチにコーチングを用いて、子供達に考えさせて気づかせる。きっと誰もが潜在的に持っている答えこそ、哲学が言わんとしている事なのかもしれません。
一方で宗教紛争という反面教師な社会、本来、宗教も哲学もより良く生きるためのアイテムとして誕生したはずなのに、それが争いの種になっています。ディストピアにはユートピアへ向かう力が生じ、ユートピアにはディストピアへ向かう力が生じる。人の歴史はその繰り返しだなと思わされます。