どや

パラダイス・キスのどやのレビュー・感想・評価

パラダイス・キス(2011年製作の映画)
3.3
Amazonプライム・ビデオで鑑賞。
中々良かった。

新しい世界に踏み出すのって勇気いるよなー。「変わる」っていうことに対するメッセージ性があって結構好き。

最近YouTubeでDJ社長の長い真面目な話を見て、それと同じようなことがこの映画にもある。
「時代が」「親が」「教師が」と、何かしら理由をつけて何かをしようとするのを諦める世の中。北川景子演じるゆかりもその1人だった。
そこに現れた向井理がその真理を説いてる。結局、自分ができないっていうことを何かしら理由をつけて逃げて、そうやってできないことを他人や他の物事のせいにしてるんだよね。

この映画では、自分が好きな道へ行くことを後押ししてくれてる。服が好きだから周りに無理と言われても頑張る奴ら、見た目が男でも女なの心を持ってそれを貫く人。側から見たら何やってんだあいつって思われてもそれに負けずに向き合うキャラクターたちがかっこいい。
もちろん全部が全部成功するわけじゃない、作中のブランド、パラダイスキスも失敗してるし。それでも最終的には何とかうまくいくサクセスストーリー。

北川景子と向井理の高校生役は若干無理がある気がしたけど、まあそこは目をつぶって見てた。かわいいしかっけえなやっぱり。
台詞も臭いものが多かったから少し棒っぽかったけど、めちゃくちゃにやばいわけじゃなかった。

誰かに決められた道を進むのも全然悪いことじゃないしそれで幸せならそれでいいと思う、けど今作みたいに「本当にやりたいこと」を見つけて、それに手を差し伸べてくれる存在がいるのってすごいことだよなあ、羨ましい。

総じて、若干中だるみ感というかも少しコンパクトにできたらなとは思ったけど、悪くはない。
北川景子のモデル姿がかっこいい、プロだなあと感じた。
大政絢がかわいすぎる。
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