抱擁のかけらの作品情報・感想・評価

「抱擁のかけら」に投稿された感想・評価

Risa

Risaの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

盲目のほぼほぼ爺さんが、道を渡らせてくれた若い女をひっかけて、、そして、身の回りの面倒を見てくれる女が帰ってきたかと思ったら『道を渡らせてくれた人と またやったの?』って。ゆるやか、穏やかに始まったかと思いきや やっぱり ペドロ作品。

美し過ぎる女 という響きがよく似合うペネロペクルス。
変わらぬ美貌とプロポーション。
野性味ある美しさはスペインに本当にぴったり。
アルモドバルの撮るヒロインは、いつも 沢山お喋りするものの、絶妙なところで 口を閉じます。その奥ゆかしさのある理解には いつも母性を感じます。

そして、映画内映画撮影では『神経衰弱ギリギリの女たち』のペネロペ主役バージョンを撮影してるのね。
睡眠薬入りのガスパチョに、ベットは燃やすし、ロッシデパルマ。
この神経衰弱ぎりぎりは、神経ピリピリして爆発が少し漏れてるくらいの状態で、理性を失う寸前といったところ。

車を追うシーンは ヒッチコックの様なドキドキ感、ぶつかる前の社内での素敵なキス。

献血センターのバンパイアものの映画案も◎
表向きは献血センターのバンパイアの女性が献血に来た人間の男に恋するお話。
人に混ざって生きているバンパイアの仕事内容が、大人気の日焼け止めメーカー、献血センター(表向き)、サングラスメーカー。これ アルモドバルのラテンノリで撮っ
たら面白そうです。もちろん献血センターのバンパイアの女性はペネロペクルスで。

アルモドバルの映画愛がだだもれで、盲目なおじいさん なんと 最終的に ぐちゃぐちゃに編集されてしまった映画を編集し直します。無理が無いかな?
邦題の『抱擁のかけら』とは、断片断片(かけら)を抱擁して、編集していくという意味も含めているのかな なんて。

ペドロ作品 あと1つだけ観ます。
へい

へいの感想・評価

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失明した元映画監督が、14年前の情事について語り見つめ直す。

浜辺で凧が沢山あげられているシーン、盲目ならではの演出に鳥肌が立つ。登場人物それぞれに背負った過去があり、愛がある為に自分を犠牲にする。いやぁ、洗練されて深すぎて理解できない。

恋人を奪われた爺さんにも同情してしまう。年老いて、最後のチャンスでペネロペクルスを手に入れたのにあんな仕打ちを受けるとそれゃ狂う。猛烈な片想いの報われなさ、分かってもらえない辛さ。ペネロペクルスの気持ちを変えることが不可能と分かっていながら執着してしまう人間味にどうして可愛そうに思える。

恋人のペネロペクルスのエロさ、美しさはずっと見ていられる。
アルモドバル映画の常連で、読唇術者を演じる女優の容赦ない感じが好き。意地悪叔母さん役のピカソの絵のような女優もちょい役ながら存在感ある。
R

Rの感想・評価

3.0
記録
映画中、人間関係においての最大の緊張感、それは情事にて得られる。心からそう思う。愛し合い、他人を傷付け、かつ官能的で刺激的なのが情事。本作は、そのエロティックな緊張感をミステリーに含めることで、1分足りとも目が離せない作品に仕上がった。美しい海辺、インテリア。道徳を欠いた人間の良心、恋心。精神的、肉体的障害を持つ者たちの反乱。内容も映像も構成も、全てが抜群だった。あ〜^ ^
画面は美しかったが、ストーリーはイマイチ楽しめなかった。よく分からんまま終わった感じなので、もう一回見てみたいかな。
嵐のような激しい愛憎劇がさまになる女優ペネロペ。その魅力がたっぷり味わえるのはいいが、あまりの濃さにだんだん疲れてきたりして。でもそこで観ている者をほっとさせるのが、素直で優しいディエゴの存在。この心憎い演出もまたアルモドバルならでは。劇中劇を挟んだ演出も小粋で、これまたペネロペの魅力が全開。
TICTACz

TICTACzの感想・評価

3.0
さっぱりしてる。生けるヒッチコックって感じ。
Ayak

Ayakの感想・評価

3.8
オードリーヘップバーンよりも魅力的なんじゃないの?ペネロペ最高、な映画。本当にペネロペのすっぴん風もボザボサ頭もどんなウィッグも綺麗すぎて惚れ惚れする。
ボルベールに出てきてた女優さんたちとアルモドバル映画常連さんたちが多く登場してて、それがコミカルな感じにとれて嬉しかった!
主人公、そこまで魅力的かなぁ?って思う。絶世の美女が彼を選んだ理由をもう少し伝えてほしかった。謎。相変わらず気持ち悪いじじいが出てきて胸糞悪い変態を描くのが上手いね、アルモドバル。そして登場する親子はオールアバウトマイマザーを思わせる母と息子像でした。きもちわるさや衝撃度やはなしの作り込みは、その他の傑作と比べたら少し落ちるかな。なんか惜しい
ペネロペクルスの破壊力
熱烈な恋にも濃い色彩にも表れるスペインの情熱
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