優しい。じんわりと涙が出る。
海外の映画監督が描く日本はどこか好きになれなくて、"外からはこう見えているのか"とガッカリさせられたりする。でも、ヴェンダースの描く日本、平山は違う。とにかく優しい!何気ない日常、イライラするような出来事、嫌いな奴...そんな中から好きな部分をちゃんと引き出して、日々を肯定してくれる。そりゃ生きてりゃ嫌なこともある、シンドイこともある。でもそれだけじゃないよね、良いこともあるじゃん。そこを見つけて見つめたらいいんだよね。大したことしてなくても、ささやかな幸せ、他人の幸せを少しずつ見つけて、今日を、今を生きることが大事なんだよね。ありがとうだよ、ヴェンダース。