ナンニモレッティ監督作品。
うーん、微妙な作品だった。
なかなか自由奔放な演出がひかる、モレッティらしい作品ではあるのだが、ちょっと演出が古かったり、コメディ要素もあまり個人的にはハマらず、面白くなりそうで、ならない、むず痒い映画だった。
急に歌が挿入されたり、踊り出したりする、自由な演出は面白いが、もっとはっちゃけて、もっと映像的に心地よいものであれば、と思ってしまう。なにより、全体的な映像が安っぽいのも残念なポイント。
ただ、映画内映画と現実を混ぜ合わせ、最後は希望的に終わるという、コンセプトやストーリー自体は良い。ネトフリや韓国など映画業界ネタも面白かった。もっと演出や映像美の部分を期待していたのだが、ちょっと微妙な出来栄え。
全体的に81/2の焼き直しのように感じてしまって、そこから進化している様に思えなかった。
本作が好きな人はごめんなさい！
モレッティ監督の次回作に期待。
