現代美術館で(かなり)長編の映像作品を鑑賞しているような感覚におちいった。のはこれまで映画館で映画を観てきて初めての経験だった。それが良いことなのか悪いことなのかはおいておいて
本来心地よいはずの、画面の美しさ・クリーンさが終始奇妙で気味悪い。
人間は、どこまで感覚を鈍らせ、目を閉じ耳を塞ぎ、無関心を貫くことができてしまうのか。収容所の隣なんて究極の状況ではないにせよ、今も私たちそういうことがずっと問われてる。悲しいことに世界のどこかで虐殺のようなことがいつも起きていて、それを知っていながら能天気に自分の幸せだけを守っているのは、気味悪い。