これはねぇすごすぎて言葉にできなかった。映画界の革命。
似たような撮り方をしても二番煎じになってしまうため、革命。恐ろしくも映画館で観てこそ価値のある作品。
ジャミロクワイの「virtual insanity」のMV監督による作品は、あのMVが後世に残るだけありやはり驚異的。
細かな謎や伏線については解説で拾って初めて分かって、ただ観るだけでは難解。
撮り方が並行的でウェス・アンダーソンっぽさもあるのに、テーマや不気味さといい、かなりそっちのカルチャーじゃなくてギレルモ・デル・トロとかそっち寄り。
邦題が変になっちゃうとかなく、そのまま通りの「関心領域」。いやむしろ「無関心外」はないとして扱われてるような価値観に今ならおかしいと思えるが戦時中の人がどれだけ疑うことができたか。
第四の壁を超えてくる演出も終盤の現代のシーンも圧巻でした。
「2回目を観たい」かと言われれば悩ましいが、映画館で体感する映画として最高でした。