ノラネコの呑んで観るシネマ

リロ&スティッチのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

リロ&スティッチ(2025年製作の映画)
4.5
実写リメイク版。
面白い。
基本的にはオリジナルと同じ話。
「オハナはいつも一緒」に話の帰着点が設定されているのも一緒。
だけど、細かい点は色々変わっている。
ガントゥ大尉が出てこなかったり、バブルスが元MIBじゃなくて現役だったり、それに合わせてオリジナルのキャラクターも少しずつ役割が変わったり、新キャラクターが出て来たりする。
クライマックスも伏線を生かす形で、結構変わっているのだが、見終わった印象はまごうことなき「リロ・アンド・スティッチ」
ヴォイス・キャストにクリス・サンダーが復帰したスティッチは、モフモフCGIのキャラクターになっても、印象が全く変わらない。
「マルセル 靴を履いた小さな貝」が記憶に新しい、ディーン・フライシャー・キャンプ監督は、オリジナルへのリスペクトたっぷりに、丁寧にアニメーションの世界を実写に移し替えている。
個人的にガントゥ大尉は好きなキャラクターで、ジャンバ博士と悪役統合されちゃったのは残念だが、その分「オハナ」の意味を描く家族ドラマとしては、新キャラクターの登場と共に、かえって広がりが出た。
エルビスは割とあっさりな分、アロハオエが強調されているのも、なるほどハワイが舞台の作品に相応しい。
新しいクライマックスで、スティッチが取る行動には、思わずウルッと来た。
オハナの精神は大切。
ブログ記事:リロ&スティッチ・・・・・評価額1650円
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