ようやく600本目。忙しかった〜...それに丁度二週に分けて地上波放送されておりますね。
ストーリーはこれまた説明不要。何度観たか、何度泣いたか。まさに全世界が恋に落ち涙した映画。題材も今までのキャメロンとは一風変わった作品でしたが、誰がなんと言おうと純キャメロン作品ですねw
今作への思い入れはもう特別。感想よりそっちの話になりますが、親が今作の熱烈なファンなもので初見は小学生の頃に遡ります。人が大勢死ぬ映画なんてのは初めてだったので沈没シーンには滅入ったのを覚えてるなぁ...いや観ても結構精神に来るけど。
しかしそれ以上にタイタニックの神々しさには惹かれましたねぇ.....模型も出来るだけ買い集めたっけ。キャメロン監督作なだけあってかタイタニックの描かれ方がSF、ロマンの様なんですよ。沈没するサマはまさに神の死として描写している様にも思えるくらい。
ただ今作の魅力がそれだけでないと気付いたのは、忘れもしない2012年の3Dリバイバル上映。今作を複数回観ていた上での劇場鑑賞だったのですが、泣いたのはこの時が初めて。そう、この当時の筆者はタイタニック沈没シーンばかり観ていた事を思い知るのでしたww
ただあれから観直すと今作に詰まったものは本当に沢山あると気付く次第。それは数え切れるか分からない。挙げられるものは、格差社会の縮図たる巨大客船にて芽生える禁断のロマンス、心に染みる人間模様、最期まで愛を貫く人々の生き様...そう、タイタニックはローズの物語であり人々の物語だったのです。いや、タイタニック自体が物語かも知れません。
有名なバイオリニストや老夫婦、船長の話も然り。彼等を乗せていたタイタニック自体が物語とも言えますよね。てかこのレビュー不謹慎極まりねえな....。
今作は三時間とは思えぬくらいあっという間ですが、だからと言って描写が雑でもなく逆に滅茶苦茶丁寧なのですよね。見直して一番驚いたのは多分そこですw タイタニックに纏わる物全てが人を描く事に奉仕している、いやさせているのが凄い!と感心するばかり。だから全世界が涙した名作になったのでしょうね。筆者はもう見直す度に終盤で涙ダラダラ。ラストシーンで涙がドバーっ。セコいぞキャメロン。
あとはレオ様が若い事若い事。貧困層の青年役ですが、こんな王子様がいてたまるかよ。こんなん男女問わず惚れてしまうやろがい。と、嫉妬してしまうカッコ良さですが、まさか中年になって哀愁全開な漢になるとは...タランティーノ映画様々です。
因みに金ロー版の石田彰ボイスはイケメンぶりましましなので必見。では来週の放送で涙しましょう。