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タイタニックのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

タイタニック(1997年製作の映画)
4.7
タイタニック号が沈没してから84年後の1996年。トレジャー・ハンターのブロック・ロベットらはタイタニックと共に沈んだとされる最高峰のダイアモンド「碧洋のハート」の在り処を探るべく、小型潜水艇を用い深海のタイタニックの調査を行っていた。
そして、上流階級女性が搭乗していたと思われる1等客室の部屋から一つの金庫を発見する。歓喜に包まれる調査団は金庫をこじ開けたものの、中にあったのは彼らが探していた宝石ではなく、古ぼけた紙切れだった。
しかし、その紙切れを綺麗に洗い直すと裸体の女性が浮かび上がり、その胸には「碧洋のハート」らしきダイヤを身に着けていたのだった。この一枚の絵画の発見をブロックはテレビで堂々と報じ、その放送を見たある老女は驚きを隠せずにはいられなかった。そしてブロックに一本の電話が入った。その声の主はなんと沈没事故から奇跡的に生還し、今では100歳を超えるその絵のモデルだった。
ブロックと連絡を取り合った女性は孫娘ともども調査団の船に訪れ、静かにあの豪華客船の中で起こった知られざる話を語り始める。
1912年4月10日、イギリスのサウサンプトン港から当時史上最大の豪華客船タイタニックはニューヨークへと向けた処女航海へと出発した。
上流階級の令嬢だったローズ・デウィット・ブケイター(ケイト・ウィンスレット)は、その婚約者のキャルドン・ホックリー(ビリー・ゼーン)と未亡人となった母と共にタイタニックへと乗船するが、半ば強制された婚約に気分は晴れないでいた。
ブケイター家は破産寸前で母親がホックリー家の財産を目当てにした結婚を強制したのである。
一方、貧しい青年ジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ)は、出港直前にポーカーで船のチケットを手に入れ、友人のイタリア青年ファブリッツィオと共にタイタニックに乗船する。
午後0時00分、正午きっかりにタイタニックは数多くの見物人や見送りの人々の歓声に包まれてサウサンプトンを後にする。故郷であるアメリカに帰れることになった画家志望のジャックは、政略結婚のためにアメリカに向かうイギリスの上流階級の娘ローズと運命的な出会いを果たし、2人は身分や境遇をも越えて互いに惹かれ合う。
しかし、航海半ばの4月14日午後11時40分、波一つない水平線の向こうに、見張り員はぼんやりとたたずむ白い影を発見する。それはタイタニックの針路に横たわる巨大な氷山の姿だった。「針路正面に氷山!!」。
見張員から直進すると氷山に衝突すると報告を受け、当直士官(船長に代わって船を指揮する士官)のマードック一等航海士は「取舵一杯、後進全速」の号令をかけたが、衝突を回避することは出来ず、タイタニックは氷山の横を擦るように衝突してしまう。
ジェームズ・キャメロン監督はこの映画で、アカデミー賞最多部門授賞した。ジェームズ・キャメロン監督の集大成です。
レオナルド・ディカプリオ演じるジャックは金はないけど絵の才能があり野心満々で、政略結婚させられるケイト・ウィンスレット演じるローズの中で眠っている情熱を呼び覚まし、ジャックがタイタニックと共に沈んだ後も、ローズは自分の才能を発揮して自立した生き方をしていく展開はキャメロンが世界中の女性に贈る究極の励ましのメッセージ。ジャックとローズがアイリッシュダンスを踊ったり、ジャックがローズをモデルに絵を描いたり心を通わせる恋愛描写、ローズがジャックを救出するなど大活躍するシーンのメロドラマは、文句なしに酔わせてくれます。

他のユーザーの感想・評価

U

Uの感想・評価

4.2
最高のラブロマンスでしょう。何度離れても、引き離せない二人の絆が涙させられる。ジャックのルックスだけじゃない、男性としての魅力が本当に詰まってる。サウンドトラックも相まって最高の作品になってるし、当時世界ナンバーワンの興行収入を打ち立てたのも理解できます。名作中の名作中。28本目。
名作って事で観てみました。

結構テレビで流れてしまっているシーンなので、どうなんだろう...。と思いながら観たんですが、分かっていても良かった。

音楽など素敵

船が沈没する時1人1人の心の内が分かってしまう。
This is the best love story ever
ハルル

ハルルの感想・評価

3.8
映画のセットや衣装が豪華です。
101才になったローズが
女って海のように秘密を秘めてるの…。
このセリフはとても深いと思いました。
Yuka

Yukaの感想・評価

3.9
- ストーリー: 0.9
- 演出: 0.7
- 衣装,世界観: 0.8
- 音楽: 0.7
- キャスト: 0.8

鑑賞後の気分: 切なく儚い恋。
先に気付いたエマ・ストーンは「OMG..」と2回つぶやいていましたね..。なんとも後味の悪い終わり方となった第89回アカデミー賞授賞式ですが、アカデミー賞といえば!の今作を十余年ぶりに鑑賞しました。

第70回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、撮影賞、主題歌賞、音楽賞、衣裳デザイン賞、視覚効果賞、音響効果賞、音響賞、編集賞の11部門で受賞。ララランドの結果を受けて改めて見ると、この数字は圧倒的です。

正直、今見ると“そこまでかな?”という冷ややかな目になってしまうが、パニック映画としての説得力は衰えを感じさせない。
現代ならフルCGのところを、巨大セットとミニチュアとCGの3つでうまく役割分担することで、凄まじいリアリティを生み出している。
そこからジェームズ・キャメロン監督のものづくりに対する細やかさとか、センス、根気の強さを感じます。

この映画が世界中の人々の心を打つ理由は、「心を清めてくれるから」ではないか。
人を蹴落としてでも助かりたい人、誰かの犠牲の上でも自分の命だけを守ろうとする人、そして、助かったときのために金品を死守しようとする人がいる一方で、
最後の最後まで誘導をやめない乗組員がいて、楽しい音楽を止めない演奏家がいて、愛する人を守り続けた一人の青年がいて、、

人間の悪意と善意の両方に触れ、心が大いに揺さぶられる。

(何度見てもやっぱり泣くのは、演奏シーン。一度は解散したのに、バイオリンの1人が弾き始め、二重奏..三重奏..四重奏..となるシーンだけは..泣)
Eddie

Eddieの感想・評価

-
2021/8/8 地上波

名作と称されるが最後の沈没シーンが怖くて少しトラウマになりそう、
前半ラブ、後半サスペンス
レオ様がイケメンすぎる、
沈没するのにバイオリン演奏続けるのがかっこいい
柴犬

柴犬の感想・評価

4.5
自分を犠牲にしてまで
好きな女性を守る。
こんなイケメンで中身のできた
男性わいないだろうな。
今まで名作過ぎるとか言い訳して敬遠していた自分が恥ずかしい。絶対に若いうちに見るべき映画。

それ以外はコメントできない。
自分歴代No.1間違いなし。
死ぬ時は一緒と言ったでしょ。出会ったばかりの2人にここまで引き付け合うなにかがあるのが運命なのかと。
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