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タイタニックのkarayuのレビュー・感想・評価

タイタニック(1997年製作の映画)
4.5
豪華客船タイタニックで繰り広げられる画家志望のジャックと上流階級のローズの物語。

言わずと知れた名作、今回で3度目の鑑賞。それほどスピーディな展開でもなく、さらに3時間を超える超大作にもかかわらず、ここまで所謂「見易い」映画は類を見ない気がしています。何がそうさせてくれるのかといえば、映像やストーリー音楽、様々な要因があるだろうけれども人を惹きつける映画は端的には表せないくらいに多面的なのかなと。当時のアカデミー賞を総ナメにし、多くの人を惹きつけたのも腑に落ちます。
また構想に5年を費やし制作費260億円というコストさながら、今から20年以上前の映画でこの映像美と迫力は目を見張ります。当時のデジタル技術を総動員していたのかなと。
ジャックを揶揄する周りの上流階級の人々に反感するローズの姿が美しい。
冒頭で凍てつく海をジャックが説明したことによって終盤の海がシナジー的に臨場感を与えて、さらにジャックとローズの別れがあったからこそのローズが回想して物語になるというのも切ないながらも芸術的に感じます。
また実際には日本人乗客や歴史的な女性活動家が載っていたという話もあるので裏話もきになるところ。