さとし

タイタニックのさとしのレビュー・感想・評価

タイタニック(1997年製作の映画)
4.8
日曜日の午後、3時間14分の本作を一気見してしまいました。
公開されてから約20年経ちますが、今も変わらないですね。
ビジュアル的にはちょっと遅れをとるかもしれませんが、ストーリー展開といい泣き場所も変わってませんし、もう最後の方はテイッシュで鼻かんでいました。今の映画はアメコミだの何だのも好きですが、こういった作品はなかなかないですね。

タイタニックの海底調査にあったていたチームが金庫からある絵を見つけ出します。それはローズ ドーソン(グロリア スチュワート)の若き頃を書いたもので、もうおばあちゃんになっていました。ペテン師だ何だといって疑念を抱くものもいる中ボス(ビル パックストン)が直接ローズに会って話を聞くことになります。彼女の秘めた過去を話すことになります。

まずは若い頃のローズを演じたケイト ウインスレットから行きましょう!顔がちょっと太めなのが気になりますが、(ポッチャリという言葉を使わなかっただけいいでしょ?)演技はさすがです。特に上流階級の人々との夕食会のシーンからダンスを踊ったりするシーンのギャップがわりと好きでした。キャルを演じたビル ゼイン(バック トウ ザ フューチャー等)の悪役ぶりも健在でしたが、ローズが最初に救われるシーンの後、ウインスレットがセリフを忘れた時の”プロペラ”のフォローはさすがです。ベテランの落ち着きというところでしょう。まあキャルの印象はそこからどんどん悪くなって行きますが、俳優さんとしてはいいのでしょう。あとキャッシー ベイツが出ていたことを忘れていました。そうそうヴィクター ガーバー(海外ドラマ・エイリアス等)がとにかく若いです。アンドリュースさんは懐かしいです。そして、何と言ってもデイカプリオですね。ジャックは相変わらずジャックでした。確かロミオ+ジュリエットのあとでしたね。てかジェイムズ キャメロンとスピルバーグの監督作の主演を務めるのはレオだけですね。

監督・脚本そして、一部編集を手がけたのははジェイムズ キャメロン。彼のビジョンなくして、本作はなりません。ジェイムズ キャメロンの凄いのは例えば、メイクさんがどうしたらいいのかわからない時に俳優さんに直接メイクをやったりするらしいですね。果たしてアバター2があるのか、今後が楽しみです。

個人的に思い入れがあるシーンはレオが世界は俺のものだ!と叫ぶシーンですね。真似した方も多いのではないでしょうか?ファブリッツイオ役の俳優さん(ダニー ヌッチ)が最近のインタビューであれはとにかく寒い日だったのを覚えてるそうです。苦労したんでしょうね。メイキングって何があるのかわかりませんね。あとローズの”飛んでるみたい!”とかオーケストラが出てくるシーン、あとは沈む前にローズが目が会うおっちゃんが出てきた時には思わず”出た!”と言ってしまいました。

当時としては近くの映画館で1年間上映してましたね。上映が終わったあとはプライベート ライアンと切り替わったのを覚えています。それから興行収入ランキング連続1位記録を1週だけフェイス オフが日本で破った記録があります。当時は良かったですよ。そういえば、レイザーデイスクが流行っていた頃ですね。確かVHS版がテープ2つがくっついてるやつでLDは両面あっても2枚組だったですね。お金持ちの友達のところで上映会がありました。DVDは1枚でしたけど・・・。そして、くだらないことにタエちゃんという友達がいて、よくタエパニックなんていってからかっていた記憶もあります。

アカデミー賞としてはノミネートされた部門、全てとりましたね。さすがです。

もう楽しかった思い出がたっぷり詰まった映画なんです。私が生きた証です。まあ作品の根本にあるのは、どんなに辛い未来が待っていたとしても今を大切に生きてるというのが大切なんでしょうね。ローズ本当のパーテイーに呼ばれた時に思いっきり楽しんだ後に翌朝、現実に戻ったシーンはジェイムズ キャメロンからそういったメッセージのようなものが伝わってきます。
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