ずどこんちょ

タイタニックのずどこんちょのレビュー・感想・評価

タイタニック(1997年製作の映画)
4.5
今月はずっと平成を代表する名作を再鑑賞していましたが、最初からラストに決めていたのはこれ。
映画史に残る莫大な制作費用をつぎ込んだ大巨編ですが、それを遥かに上回る世界興行収入を叩き出し、まさに「平成の世を代表する名作」となったのです。
ストーリーも上質で、階級の垣根を超えた恋模様は言うなれば現代版ロミオとジュリエット。
DVDにしても2枚組と長尺ながら、まったく飽きさせないドラマチックな展開で楽しめました。

そしてラスト90分、怒涛の展開で繰り広げられる圧倒的大迫力の沈没シーン。
ある者は他人を押し出し、ある夫婦は静かに死を迎え、人が生き残るために本性を露わにして、それでも無残にも生き残れず手すりから手が離れ、海に飲み込まれていく人々。
以前、私も海外の大型客船で3日間旅をしたことがあります。出航と同時に皆で甲板に集まり、救命具をつけて避難訓練をしました。きっとタイタニック号のような悲劇が今日の船旅の安全へと繋がっていったのでしょう。
この事故を教訓に罪もない人々が海に命を奪われることのないよう、後世まで語り継ぎたい一作です。