スーパーマーケットの登場ですっかり人足の少なくなった小さな商店を営む高峰秀子が陳列されたトマト缶の配置を変えていると、客が商品を覗きながら店に近づく、しかし何も買わずにすぐに立ち去ってしまうという冒頭カット1発で傑作断定してしまったほど即心を掴まれた。『流れる』が曲者オンパレードだったのに対して、本作は夫に先立たれた女と、夫の弟という義理姉弟の愛の物語という側面が強調されており、曲者もいないわけではないが背景に置かれている。姉さん、姉さんと呼ぶ加山雄三に惚れた。列車で徐々に距離を縮めた二人であったが心と別の反応をする身体は、二人の接触を拒み続ける。加山雄三が酔いながら高峰秀子に電話をするシーンが2回目に出てきた時はキュン死しそうになったが、その後に…
同期シネフィルは本作で映されていた当時の銀山温泉がインスタ蝿群がる観光スポットと化したことを嘆いていた。自分はインスタ蝿として銀山温泉に行きたいと思っている。
6時起きして観た。悲しかったけど面白かったのでご機嫌になった。朝活成瀬で元気に出勤。6時間睡眠で問題ない体になったと思う。