昭和館漂う原作に非忠実な映画。敢えてなのか本気なのか分からないけど市川由衣の演技が感情こもってなさ過ぎるのと間の表情に苛々させられた。矢沢あいの描くNANAはみんなヴィヴィアンが似合っててとにかく全てが可愛かったはずなのに、実写化すると小松奈々の服装は授業参観の日のお母さんだしノブもどう考えても可笑しいしヤスのネクタイは完全に手品師だしタクミは狩野英孝にしか見えないし、とにかく、よくもまあこれを世間に出せたなと逆に感心する作品。宮崎あおいよりフォルムと自己中心的なキャラクターが市川由衣の方が似てるかなと思ったけど、演技的に無理だ。もうやめてくれ。本当よく映画化しようと思ったな。
21巻、レンがあの後どうなってしまうのか気になって矢沢あいが新刊を出してくれるまで私は死ねない。
