☆☆☆★★(クソな原作をあてがわれた初監督作品としての苦労を思うと☆1つ献上せずにはいられない)
サイモン&ガーファンクル
♬ 四月になれば彼女は
https://youtu.be/LO1Qd7svOVw?si=PmXB8rbb5oWXXxO1
原作読了済み。
原作を読んだ、、、、、、、、、、、。
、、、、、、、、読んだ、、、、、、
、、、、読んだよなあ〜俺………
いや〜クソな原作だったから、読んだ…と言うか、読まされた…と言うか、、、
兎にも角にも、ひたすらクソな原作だったなあ〜…としか。
※ 1 原作に描かれていた、ダスティン・ホフマンの『卒業』にまつわる蘊蓄や。サイモン&ガーファンクルの♬ 四月になれば彼女は♬を使った題名の由来。
それ以外にも、キューブリックやウディ・アレン。フェリーニの『道』でのザンパノとジェルソミーナ等のネタの数々。
、、、、、、そんなのを描写したところで…なのよねえ!
こんな原作を押し付けられた監督の気持ちはいかばかりだったのか?…と、ふと考えてしまった。
「参ったなあ〜!監督としてデビュー出来るのは嬉しいけど、、、こんなの押し付けられてもなあ〜!」
💡「そうだ!」
「あ?川村さん!こうゆう話に作り変えても良いっすか!」
「ん?おお、成る程!良いんじゃないか!」
…「しめしめ!」(ヨッシヤ〜やりたい放題やったろ!)
…って事が有ったのかどうなのか?
※ 2 かくして、恋愛映画の皮を被った人間ホラー映画が出来上がってしまったのかどうなのか?
この監督が確信犯で作り上げたのならは、張本に代わって《天晴れ!》を10個くらい献上してしまうのですけどね(笑)
面白かったのは、長澤まさみの妹役の河合優実。
そもそも原作だと出番がかなり多いこの妹。
姉の婚約者で有るフジを常に誘惑し、フジの【アソコ】を愛撫してはセックスに持ち込もうとする小悪魔ビッチな妹。
読んでいて「何コレ?」…と。
それを映画では、ほんのちょっとしか登場させず。それていて強い印象を残しているのは、ひとえに河合優実の巧さ。
他にも、仲野大賀が演じたゲイのタスク。
フジが色々と考え事や悩んだりすると、タスクが助け船を…出さない!
ふと、そこに居る面白い人物。
たが、ともさかりえが演じた先輩女医もそうなのだけれど。それらの登場人物達が原作では、最後はどうでも良い存在でしか無くなってしまう安易な終わり方だったように。映画本編でも、最終的にはどうでも良い存在になってしまっていたのは残念でした。
所詮は、ダメな原作はどう変えたところでダメ…って事ですかね。
ひたすら画は綺麗だった。
ただひたすらに音楽は煩い映画。
2024年4月9日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン11
※ 1 その代わりに、斉藤由貴の♬ 卒業 ♬ が聴けるのには笑った。
まさか、辣腕プロデューサーでありながら。権利関係でお金をケチったのかな?
何しろ、原作だとエンディングはインドの朝日なのにねえ?
※ 2 どうでもいい追記
面白い設定とは思ったのだけれど。確かに或る種の【人間ホラー】映画となってしまった感は否めない脚色だったとは思う。
それによって、原作とは違った《色》での〝 効果 〟は生まれた…とは思えども、より強く感じたのは。婚約者役の長澤まさみと、森七菜演じる元カノとの年齢差によるギャップだった。
(少なくとも)元カノからの手紙には10年近い隔たりが在ったのだろう?と考えられる。
婚約者として元カノからの手紙を知れば、映像化での設定変更は面白く感じるものの。その相手が森七菜だと、どうしても違和感の方が強く感じてしまう。
ここは森七菜の実年齢を考えてしまうところ。
この役柄にはやはり30歳前後の女優さんが相応しいのでは無いだろうか?…と。
「長澤まさみは(森七菜の事を)自分と同年代の女性だと思って行動してるんだろ!」…と言われたら、「確かに!」と言うしか無いのだけれど。
そこを踏まえて考えて見たとしても、どうしても違和感の方が強い。
この元カノ役に何故森七菜だったのか?…と。
そこに至るまでに、一体どんな売込み・忖度&しがらみが有ったのだろうか?…と。
もしも自分がキャスティング出来たなら?
う〜〜〜ん!誰が相応しいんだろう?
ちょっとだけ橋本愛の顔が浮かんだのだけど、、、
まあ!どうでもいいっちゃいいんですけどね💦