2017/2/2鑑賞(鑑賞メーターより転載)
その表現が日本をはじめとして物議を醸していた文学作品であることだけは知っていて、今回ようやく映画でその内容を知ることに。ただ、そもそも監督と主役が「エマニエル夫人」と同じコンビという時点で大体の表現手法は推して知るべしなのだが。主人公が逢瀬を通じて人生にパッと光を見出す過程は非常によく伝わるが、やはりその性の表現はその時代を生きていない自分にとっては「それがないと表現できないのだろうか?」と思ってしまう。俗っぽさが先に走らないキャストと表現手法を選べば全く違う切なさが表現できる気がするのだが...