餅太郎

DOOM ドゥームの餅太郎のレビュー・感想・評価

DOOM ドゥーム(2005年製作の映画)
2.3
筋骨隆々の登場人物は近未来なのに超重量級の武器をガッチリ持って(最初からずっと持ったまま)戦いへ挑む。肝心な宇宙空間移動はササっと秒で済ませる。美しい顔をした主人公が案の定アレする話。

ラスト22分くらいからは、分かって見てる人達がわーきゃー大騒ぎできる映像になっている。それはもうターミネーター的に突然切り替わる。だから私は酔ってしまう。

ゲーム原作をそのまま作るとこうなるのだろうか。大ヒット映画『バイオハザード』のあの原作を超えてくる表現と比較すると全くお話にならない。

しかしながら、不満に感じながらもそんなに退屈しないで最後まで見ることは出来ました。ただ登場人物の名前が本人不在のまま連呼されるシーンが連続するので、海外の小説読んでて頭がパニックになる人はとても大変です。

そして全体的に暗い、画面が暗くてよく見えない。変異体の種類も今ひとつ理解に苦しむし、矛盾点は多い作品。(これ見て思いましたが、最初のエイリアンって凄いですね完成度。何年前ですかアレは。)

ザ・ロックは渋くてカッコいいし、カール・アーバンは標準イケメンキャラ顔だし、ロザムンド・パイクは髪色と髪型と目の色を設定したようなゲームっぽさがよく出てる。下半身が異次元に行っちゃったピンキー役のデクスター・フレッチャーは『ボヘミアンラプソディー』で製作総指揮をらとった監督業の方でもありますね。

ゲームやってた人にはどうなんでしょうか?個人的には「ふ~ん」な映画でした。
餅太郎

餅太郎