Ran

パラダイスの夕暮れのRanのレビュー・感想・評価

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)
4.4
ゴミの清掃員とスーパーのレジ店員が恋に落ちる物語。登場人物の感情はドライに淡々と、しかし彼らの行動とシンプルな台詞で小気味良くストーリーが展開していく。カティもペロンパーも無表情で感情が読み取りにくい分、瞳に宿る強さが際立つ。一見すると行き当たりばったりだけど、その時々の自分の気持ちを正直に行動に移す2人には清々しさを感じた。乾いた質感の中に温かみと適度なドラマチックを内包した、とても心地よい作品。
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