Chiyokoさんやファルコンのお兄さんレビューを読んで鑑賞した本作はフセイン政権崩壊前
2003年イラクのクルド人居住区、クルディスタンという村のお話。
地雷撤去や情報売買に先見の明を
見出しす少年サテライトの仕事に対する意識の高さ。
そんなサテライト少年が恋をする
少女アグリン(盲目の子持ち)
両腕を失ったアグリンの兄ヘンゴウの姿が映し出されます。
目を疑う光景に
かわいそうとか子供なのに辛いと
思ってしまうのだけど
これが彼らの日常。
戦争によりそもそも子供という
価値観も存在していない世界。
前半で提示される
サテライトの能力と希望の
『赤い金魚』を持ってしても
通用しないアグリンの闇。
いや闇じゃないか。
超現実とでも言うのか。
サテライト少年、ヘンゴウ兄さん
それぞれにアグリンを想う事によって行動する結果に提示される
超現実は僕なんかの想像の遥か彼方...
この当たりの演出は
映画的に素晴らしいのではないでしようか。
ちなみに本作は寝る前に某ニッコリな某所で鑑賞したのですが
とある予知夢的な悪夢場面で
『ぬぉっ!』っとなってしまい
そのまま寝れなくなりました。
( ;´Д`)
彼らは腕を失っても足を失っても
過酷な環境でも
強くたくましく睡眠をとっているわけで
僕はあったかいお布団に入っているのに眠れないなんてねぇ......
なんてうちに朝。
だけど不思議とヘルニアの痛みは
感じませんでした。
おしまい。