このレビューはネタバレを含みます
このお話はベラの話ではあるものの、本質的にはベラを取り巻く男たちの話に思えた
ベラはわたしからしてみれば映画の最後まで空の器のような感じ
美しい女性の中に何か違うものが入っている感じが抜なかった
生身の人間という感じがしなかったし
監督前作『女王陛下のお気に入り』の方が生身の女感があって話が面白いと感じた
ベラを取り巻く男たちは下心が透けていて滑稽で人間の哀れな部分を感じる
でもベラの内面的成長はもっと丁寧に知りたかった気がする
他の人の感想を読んでいると、この映画の良さの見出し方は観る人それぞれで、みんな同じ映画を見ているように思えないところがこの映画が面白いところかもしれない
話は面白くなかったけど圧倒的世界観とビジュアルだから見てしまうな...