ふっくー

ボーン・スプレマシーのふっくーのネタバレレビュー・内容・結末

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

記憶を失った男ジェイソン・ボーン。
ボーンシリーズ2作目。
前作であまり明かされなかった謎が、だんだんと明らかになってくるので、シリーズ続けて観るとより一層ストーリーに入り込める。

CIA極秘プロジェクトのトレッドストーンが生んだ最強の殺し屋ジェイソン・ボーンの記憶が徐々に明らかになる様や、まさかまさかの冒頭で前作のヒロインが殺される衝撃的な幕開け!!!

前作の身近なものを使った肉弾戦もめっちゃ魅力的だったけど、今作の最大の見どころはボーンの洞察力。ホテルのシーンで、パメラに電話をかけ、ホテルの従業員のボタンを見ながら部屋番号を特定したり、自分を狙う殺し屋をいち早く察知しあの手この手で先回りする戦法は美しいの一言。

監督が、ポール・グリーングラスに変わったことによりこれの持ち味の手持ちカメラでのカメラワークは肉弾戦のアクションシーンをより臨場感のある迫力があり、トースターに雑誌を差し込んで起爆剤にするまでの一連の流れは圧巻のかっこよさでした。

カーチェイスシーンはカメラワーク早すぎて最早何やってるのかわからない場面もあったけど笑。カーチェイスって結構周りをクラッシュさせずに追いかけっこしながらパトカーをドンピシャさせることが多いけど、今作は通れない道は容赦なく一般車両を吹き飛ばし、トンネル内では一般車両を挟みながら銃撃戦など、映画史上1番色々迷惑かけるカーチェイスになっててカオスすぎた笑。

マリーが嫌がるからという気持ちを彼女亡きあとずっと心に刻んでいるのか追いかけてくる殺し屋、裏切り者をトドメを刺さずに立ち去るシーンとか、パメラに毎回電話を掛けて、最後の捨て台詞を「疲れた顔だな」だったり、「隣にいるから簡単だな」などと言って電話を切るボーンがイケメンすぎて、彼に命を狙われたらまじで生き残れないわ笑。

冷静沈着のジェイソン・ボーン。このシリーズは全て評価が高いのは納得の面白さです。
ふっくー

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