コーカサス

ラ・ブームのコーカサスのレビュー・感想・評価

ラ・ブーム(1980年製作の映画)
3.0
歯科医の父(ブラッスール)と漫画家の母(フォセー)を持つ13歳の少女ヴィック(マルソー)は、互いの浮気が原因で離婚の危機を迎えた両親を尻目に、まだ見ぬ恋人に胸を焦がす日々を送っていた。
そんなある日、ヴィックは唯一の理解者で男性経験豊富なひいおばあちゃん (グレイ) の恋愛アドバイスを受け、ブーム(=パーティー) へ参加すると、同じ学校へ通う少年マチュー (スターリング)と出会い、初めての恋に夢中になる。

当時13歳のソフィー・マルソーが等身大の少女を瑞々しく演じ、彼女を一躍アイドルに押し上げた記念すべきデビュー作で、主題歌の「愛のファンタジー」も大ヒットした。

生粋のパリっ子でありながら、黒髪に近いブラウンの髪と、どこか東洋的な顔立ちから日本でも瞬く間に人気を得て、2年後には本作の続編となる『ラ・ブーム2』、30代に入ると『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』のボンドガールへと成長し、54歳になる今もその美貌は健在だ。

54 2021