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赤胴鈴之助 新月塔の妖鬼のmitakosamaのレビュー・感想・評価

赤胴鈴之助 新月塔の妖鬼(1957年製作の映画)
2.7
赤胴鈴之助、鬼面党編完結。
「鬼面党退治」「飛鳥流真空斬り」に継ぐシリーズ。
幕府転覆を目論む鬼面党野討伐を千葉周作道場でなす、というもの。いくら天下の千葉周作とはいえ、なぜそんな一大事をいち町道場に任せるのか。そういう無粋なことは言いっこ無しだ。
鬼面党に助っ人の盲目の剣士が助っ人で現れるんだ。こいつの必殺技が催眠術。鈴之助の真空斬りとの闘いなんてどっちも剣じゃない。
序盤に千葉周作が火事に巻き込まれて行方不明になるんだが、その後に白覆頭巾男が現れるんだ。正体バレバレ!!!だって周作サン、「月夜の怪人」の時も黒頭巾被ってたじゃん。
物太夫と岳林坊にお母さんを人質に取られたり、鈴之助も思いの外ピンチになる。
タイトルの新月塔はカラクリで出たり現れたりするんだが、場所は特定されてるんだ。あんまり意味なくね?
その新月塔も最後には真空斬り1発でぶっ壊されるんだ。おいおい凄い破壊力だな。
なんか色々ゆるーいんだが、設定自体は面白いんだよね。
幕府転覆なんて倒幕というか、るろ剣の志々雄真実みたいじゃないか。
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