外は雨

ブラインドネスの外は雨のレビュー・感想・評価

ブラインドネス(2008年製作の映画)
4.3
人間性を問う物語であり、聖書の盲目の話。ヨハネによる福音書のパリサイ人との会話。

追放され閉じ込められる事と他者から何もかもを奪い合う恐ろしさ最悪の醜悪さ。それを全てたった一人で見なければならない事の恐怖。

ラジオを囲んでその部屋にいるみんなが聞いたフォーク音楽。外に出た後、ピアノ教室の窓から聞こえるバッハ。

赦しの雨が彼らに降り注ぐ。

ラストの人間としての尊厳と他者が家族になり解放されるその奇跡に震える。エンドロールではバッハのカンタータ。
外は雨

外は雨