じゅん16g

ブラインドネスのじゅん16gのレビュー・感想・評価

ブラインドネス(2008年製作の映画)
4.0
突如謎の失明した1人の男。
その後、彼を診察した眼科医を皮切りに謎の失明は患者との接触によって蔓延して行く。
眼科医の妻は自分の眼はまだ見える事を伏せたまま、夫とともに失明患者の隔離施設へと向かうことになる…といった話。

テーマとしては『極限状況における人間の行動』ではないだろうか。
なので発生から沈静にかけて原因の究明などは一切ない。
また、たった1人眼が見える医者の妻の責任と苦悩もしっかりと描かれている。
自分だけ眼が見える意味や、黙っている罪悪感など…。

目を背けたくなるような展開もあり、万人に勧められる作品ではないかもしれないが個人的には忘れられない作品。数年ぶりに再鑑賞したが気持ちは変わらない。