登場する若者三人とも延吉市や朝鮮族と関係がない。ハオフォンは上海から結婚式に出席するためやって来ただけだし、シャオは四川から食いっぱぐれのない叔母の後を追ってきただけ。ナナの実家がどこなのかはわからなかったけどフィギュアスケートの傷心を癒すためなのかな。まあだったらスケートとは縁のない南へ行けばいいのにと思ってしまったけど未練はあったんでしょうね。ナナはシャオが自分に気があるのに気づいていた筈なのになぜ行きずりのハオフォンを誘ったんだろう。でもこんな些細なきっかけでおそらくは三人の生活がガラッと変わってしまうことになるんだろうなあ。そんな予兆がありました。ところで連続強盗犯のくだりってどんな意味があったんだろう。熊と遭遇してあんな風に熊が引くことってありなんでしょうか。あるいは神話もしくはファンタジーが降臨したのかな。まあ青春って寒いんだよ。