Filmarks試写会にて。ありがとうございます。
「偏愛コメディ」とあるけど、コメディか?笑
個人的には偏愛ロマンスと言う方が近いです。
作品全体を通して谷崎潤一郎ぽさを感じました。偏愛、偏執……日本純文学好きとしてはこういう、様子のおかしな人間が出てくるの大好物!笑
柄本佑さんが役にハマってますよね。変態ぽくて、鼻持ちならない感じ。
登場人物の描き方が皆あっさりしているのでもう少しそれぞれの内面の動きなり関係性なりを深く描いて欲しかった感じはあるかな。
春画の魅力も知ることができてよかったです。春画ってエロティシズムだけでなく人間の内的なものも描いているんだな。その辺り日活ロマンポルノと同じなんですね。塩田監督のお話も含め大変に興味深かった。
あと先生や一葉の自宅など、この映画はセット(なのか?)がとにかく美しいのでそこにも注目してみて欲しいです。