007シリーズ映画作品6作目(原作10作目)。ボンド役は最初で最後のジョージ・レイゼンビー(別に悪くなかった)。
本作(1969年公開)はアメリカン・ニューシネマの影響を受けているらしいが(特にラスト)、たしかにシリアスさが増し、トーンを落とし、じっくり時間が流れる過去作とは一線を画したボンド映画に思った。
全体的にカットが多く感じるが、終盤のボブスレーのシーンではそのカットの多さがスピード感を感じさせ、緊迫感も迫力ももかなりある圧巻のアクションシーンだった。素人考えだが、全体的に撮影がかなり良いのでは。
*監督はピーター・ハント(本作のみ)、ボンドガールはダイアナ・リグ。
*007シリーズ好きで有名なクリストファー・ノーラン(『TENET』等)が一番好きな作品らしい(真偽不明)が、ノーランらしいなと思ってしまう。
2020年161作目