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女王陛下の007のろいろいのレビュー・感想・評価

女王陛下の007(1969年製作の映画)
3.4
💠favorite line💠
"It's quite all right, really. She's having a rest.We'll be going on soon.There's no hurry, you see. We have all the time in the world."

🎞️story&information🎞️
失踪したスペクターの首領ブロフェルドを追っていたボンドは、伯爵夫人・テレサの父から彼の情報を入手。
ブロフェルドの秘密施設に侵入したボンドは、そこで恐るべき「オメガ・ビールス」計画が画策されていることを知る――。


監督はピーター・ハント。

2代目ジェームズ・ボンド俳優・ジョージ・レーゼンビーの1作目。

原作はイアン・フレミングの小説『女王陛下の007 』。

🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
1969年に上映されたアクションスパイ作品。

前作とは違う意味で異色。
「007」シリーズで唯一ボンドが愛する女性と結婚する"愛に溢れた"作品。
そして、「007」シリーズ最もオーラのないジョージ・レーゼンビー唯一の作品。

契約満了により降板したショーン・コネリーに代わり、芝居経験が殆ど無いジョージ・レーゼンビーを2代目として迎えた本作、
当時はかなり批判をうけたらしい。映画の評価も悪かった模様。

だけど、最近では「正統派スパイアクションながらもラブストーリー」ということで再度評価され、
「007」シリーズで最も物語性に富んだ作品と言われることも。

元々ジョージ・レーゼンビーはアクションの上手さで起用されたのもあってアクションは迫力満点。
スキーやカーチェイス、銃撃戦にバラエティあって一切飽きなかった。

そしてラストに迎えるテレサとボンドのシーン。
様々な感情が沸き上がりながらも、精一杯の言葉を口にするボンド。
あれこそがジョージ・レーゼンビー最大の魅力だと思える。

ただ、裏話だけどジョージ・レーゼンビーの撮影現場の態度の悪さは酷かったらしい。
続投しなくて残念とも思うし、良かったとも思う。

以下余談
「女王陛下の007」というタイトル、視聴した人は「?」になった人もいるんじゃないだろうか。
というのもストーリーに"女王陛下"は全く関係がない。

どうも原題の「Her Majesty's SercretService」は直訳すると"英国秘密情報部"。
イギリスは国家元首で、現在のエリザベス女王がそれにあたるから。
という理由で訳されたタイトルらしい。

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story:amazon prime参考
information:Wiki参考
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