1969年公開の007シリーズ第6作。
ジェームズ・ボンド役を
ジョージ・レーゼンビーが演じた唯一の作品。
最初の海辺のシーンで、
新しくなったボンド役の自己紹介を
ボンドガールと画面を見ている視聴者に向けて。
金庫が開くまでの間に事務所に置かれていた
PLAYBOY誌のピンナップを気に入って、
切り抜いて持って行ってしまうシーンが好き。
あんなに緊迫した場面なのにな!
ドローンもない時代にどうやって
あんな迫力ある空撮をしているのが不思議だったが、
調べてみてビックリした。
カメラマンが大量の命綱をつけたヘリコプターに
吊り下げられながらの撮影だったのか。凄すぎる。
ボンドがヒラリー卿に変装して敵のアジトに潜入する場面では、
ヒラリー卿のクセのあるイントネーションを完璧にマスターしていて、
おお、素晴らしいと思っていたら、実際はアテレコらしい。
脚本の出来は置いといて、
いつもよりも人間味があるボンドが良かった。
賛否あるらしいが、
彼女への愛を貫くボンドが自分は好きだ。