まいこ

女王陛下の007のまいこのレビュー・感想・評価

女王陛下の007(1969年製作の映画)
3.7
007シリーズ映画化作品第6作。
失踪したスペクターの首領ブロフェルドを追っていたボンドは、伯爵夫人、テレサの父から彼の情報を入手。ブロフェルドの秘密施設に侵入したボンドは、そこで恐るべき「オメガ・ビールス」計画が画策されていることを知る……。

ボンド役がショーン・コネリーからジョージ・レーゼンビーへ。全然違和感ない。
雪山でのアクション!ワイスピに劣らない車同士の熱い戦い!美女!と、お楽しみ要素沢山。スキーやボブスレーをしながら戦闘するのは海や空中戦より緊張感がある。よく滑れるな。
007といえば秒速ロマンスがお決まりだが本作は一味違い、テレサという唯一無二のヒロインがボンドの人物像に深みを与える。一気にシリアス調へと様変わりし、なにも言えなくなってしまった……。なお設定は後作に引き継がれていく。

アストンマーティンDBSより、マーキュリー・クーガーXR-7が厳つくて好き。かっこよすぎません?

本作ボンドガールをはじめ、『GoT』の圧倒的存在感オレナ・タイレルも演じたダイアナ・リグ。恥ずかしながら訃報を知るまで同一人物だと気づきませんでした。





メモ౾✍( ˘ω˘ )✍

2012年ロンドンオリンピックの開会式には、エリザベス2世がバッキンガム宮殿からジェームズ・ボンドの身辺警護で、ヘリコプターでロンドンオリンピックの会場上空まで移動し、ユニオンジャックのパラシュートで地上に降下し、オリンピック・スタジアムの貴賓席に姿を表す、という「サプライズ演出」がなされた。
この演出のために、ダニー・ボイル監督とBBCによって『幸福と栄光を(英: Happy and glorious)』という短編映画が制作されたが、女王陛下の召喚を請けて、バッキンガム宮殿の女王陛下の私室を、ジェームズ・ボンドが訪れる場面では、エリザベス2世本人が出演。その際に、私室内での出演のみならず、私室での動画撮影を許可している。
エリザベス女王在位60年、007シリーズ50周年の節目の年に、ジェームズ・ボンドとエリザベス女王が共演する『女王陛下の007』が現実のものとなった。
2013年4月、これらの功績により、英国映画テレビ芸術アカデミーから、英国アカデミー賞名誉賞を授与された。
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