めっちゃ夏じゃん

アポカリプトのめっちゃ夏じゃんのレビュー・感想・評価

アポカリプト(2006年製作の映画)
3.7
土曜日の午後3時、ベッドに寝そべって鑑賞。
裸族生活初めてから2ヶ月ほどなのだけれど、月経という逃れられない困難を忘れていた……
先月は丁度で家族旅行だったから裸族は封印してて忘れてた。サイアークよもうほんま神様の設計ミスやでこれ舐めんなまじで(混乱)
布団洗濯したら縮んだしな!!!舐めんな(錯乱)

マヤ文明後期のアメリカのジャングルが舞台、妻と子供、仲間とともに平和に暮らしていた青年の過酷な運命を描く。誇り高き狩猟民族の血を受け継ぐ青年ジャガー・パウ(ルディ・ヤングブラッド)は、森の中で楽しい仲間や、村の長である父や妻子と共に平和に暮らしていた。ジャングルの中でいつものように狩りをしていると、村を追われてきた者たちと遭遇する。何故だか不安を感じるパウだったが、その不安が的中する。

凄い
わたしたちのおおよそ想像も及ばぬような「マヤ文明」を舞台として、躍動する肉体を駆使した迫力あるアクションと、この映画の肝である「恐怖」を増幅させるディテール、スピードのある場面展開が繰り広げられかなり見応えのある1本に仕上がっている。正直見るのにめちゃめちゃ体力使う!見終わるまでは一瞬なのだけれど、これは二度見たくないかな……!!
そしていや最後〜〜〜〜!!!!
最後まで完璧かよ笑笑!!度肝抜かれたわ!!!

全編マヤ語(数あるマヤ語のなかでも、ユカタン半島で使われているマヤ語らしい)で応酬される演者さんたちの演技もそうなんだけど、これほんとにどうやって撮ってるの?っていうくらい凄まじくリアルな光景の連続、本当に人を殺して作り上げたのではないかと疑ってしまうような、人生で観た中で一番生々しい映画だった
メル・ギブソン監督は「贅肉のない映画」を目指したと言っていたのだけれど、まさにこの映画には蛇足となる無駄な脚色やそこにある残酷をフィクション化するためのレイヤーが無い。プリミティブな残虐さ、気持ち悪さを最大までに引き上げたこの映像……ほんとにどやって撮ったんー!!!
しかしこれは私が「生々しい」と感じただけで、実際のマヤ民族は農耕民族であったり、この映画にあるような都市部による村々の侵略は無かったとされているらしい。CGによって再現された建築各所にも異時代の混同が見られるみたいだし、これを史実として受け止めるのはやめた方がいいらしいが……それにしても物凄い

主演のルディ・ヤングブラッドさんはこれが映画初デビュー、そして演者さんの中にもたくさんの素人の方を起用しているらしい。すっご……演技初挑戦?やば

あの息子くんめちゃめちゃ可愛い……

あの伏線?が回収されたとき、狩猟民族の本領発揮って感じがしてめちゃうぉ〜!ってなった!

「新しい始まりを探す」

「心に恐怖を宿す男に育てた覚えはない」

「息子よ
恐れるな」

あのチンカスまじで……いえ汚い罵り言葉は使わないけれど……(もう使っとる)



蟻で縫合