原作「ハロウィーン・パーティ」とは大きく違うが、別物としてよく練られた脚本で楽しめるミステリー。
ポアロ役のケネスも3作目にして板についてきた感じで良かったし、原作には無いキャラなども魅力的なものが多かった。
特に医者の息子レオポルドはこの先どう成長していくのか見たくなる。彼でスピンオフってのも楽しめるかも。
見所は降霊会で霊媒師のインチキを見破っていくところかな。かなりスカッとするシークエンスだ。
胡散臭い霊媒師をミシェル・ヨーが好演していた。
また、ちょっとオカルトチックな雰囲気を残しつつのエンディングも謎めいていて良い余韻を残す。
エンディングの空撮シーンは見事だが、「これCG処理するの大変だったんだろうなぁ~」などと、気になってしまった。笑
原作にこだわらずに、別物として見ると楽しめる作品だが、アガサファンにはちょっとモヤッとする内容かもしれない。
余談。
レオポルド君でスピンオフ・・・
あ、これどう作っても「コナン」っぽくなってダメだな。笑
う~ん・・・ポアロの助手ってのはどうだ?
あ、明智小五郎と少年探偵団になっちゃうか。笑
いっそ、思いっきりダークにして、完全犯罪を犯す悪役でスピンオフってのが面白そうだな。