2016.8.12 DVD鑑賞
他のレビュアーさんに倣い、予習の為に鑑賞。
初見(^_^) 原作の小説があるらしいけど、そちらも全く知りません。
・ハッピーなジャングル・ライフ♪
・驚愕の展開、滲み出る時代
・躍動するアニメーション、手塚治虫さん
ターザンみたいな感じかと思ってたら全然違ったf(^_^;
ミュージカル、って言っていいんだろうな。ターザンのアニメ版がどんな感じなのかは知らないけれど。
主人公モーグリは、赤ん坊の時にジャングルで黒豹バキーラに拾われ、狼に育てられた少年。ジャングルで平和に暮らしていた。
ある日トラのシアカーンがジャングルに舞い戻る。シアカーンは人間を憎んでいた。
シアカーンと争いたくない狼の長は、モーグリを群から追い出すことを決める。
バキーラはモーグリがシアカーンに殺されてしまうことを畏れ、モーグリを人間の社会に戻すことを決意。嫌がるモーグリを連れて人間の村へ向かう・・・
ざっとこんな物語。
モーグリは単なる駄々っ子(笑)
村への道中、熊のバルーと仲良くなって、デュオで歌ってダンス(* ̄∇ ̄)ノ
そしてとにかく皆とダ~ンス♪
ザッツ・エンターテインメントなミュージカル展開\(^o^)/
道中のモーグリは
ジャングルに居たいのに、何でバキーラはそんなこと言うの?
バルーは優しいのに。
てな感じ。
フツーの子供(^_^)
途中でサルにさらわれたり色んなことがあったけど、皆に助けられながら村へと向かう。
モーグリ、いい仲間に恵まれたね(^_^)
でもジャングルがいい。
モーグリにとって人間の方が未知の存在。
バキーラに促され渋々川を渡るモーグリ。
その時彼の前に・・・
(゜ロ゜;
えっ!?!!!?
驚愕の展開!
いや~、いきなりそう来るとは・・・
まさに印度人も吃驚!!ヾ(≧∀≦*)ノ〃
(本作の舞台はインドです(^_^))
これ以上詳しいことはネタバレになるので書きませんが・・・
男って哀しい生き物(笑)
楽しい映画です(^_^)
ま、それはそうとして・・・
本作を鑑賞して感じたのは時代の違い。
キャラの考え方や行動がステレオタイプ。
そしてキャラの性格付けがハッキリしている。悪い奴といい奴。指示する人(?)と従う人。
モーグリの行動にしても凄い単純。他のキャラもそう。行動に迷いがない。
そこは本作は子供向けだし複雑にならないようにという配慮かもしれない。
或いは全く考えが及んでいなかった可能性もある。
こういうもんなんだっていう固定観念。それに疑問を抱いてない感じ。ダイバーシティなんて言葉、あったとしても意識はされてない。
ただ、こちらはもうズートピアやアナ雪、モンスターズインクなんかも観ちゃってるからね(^_^)
そういうの、時代かなってしみじみ思った。
もう一つ、感動したのは動物キャラの造形と動き。
キャラでありながら動物の特性を十分に理解し反映した造形(関節、筋肉等)と動き、そしてその描写。
1967年の映画でありながら、ほぼ完成の域にしていると言っていいと思う。
凄いなディズニー。(^_^)
そして写実的な描写力のみならず、表現力が凄い!
蛇がモーグリに催眠術をかける場面なんか、正にそう。50年前だから特殊効果の技術はないんだけど、楽しくて恐ろしくて、そして分かりやすい。
その蛇のユーモラスな動きなんかを観ていて、何故か思い起こされたのが手塚治虫さん。
蛇だけでなく、キャラの絵柄や動きを観ていると、手塚治虫さんのアニメや漫画が、ジャングル・ブックの映像の向こうに透けて見える気がした。
手塚治虫先生も観てたんだなきっと。
そう思うと何だかほっこりしてきた(^_^)
・・・長くなっちゃった。
最近長くなる傾向で良くないなf(^_^;
反省\(_ _)
総合的に面白かったし、色んな思いも感じて、観て良かったです。
フォロワーさんありがとう(* ̄∇ ̄)ノ
ただ、これを現代でどう長編にするのか。その姿と意義は浮かんで来なかったけれど。
どう料理されてるのか楽しみです(^_^)
追記。
・字幕か吹替か若干迷い中(笑)
アイディアあれば教えてください(^_^)
・鑑賞してからWikiを観たら、本作の表現が人種差別だと問題視する意見があるらしい。モーグリとかサルとか。
指摘自体は理解できなくもない。指摘に賛同するとは言わないけれど。
時代の要素もあるしよく分かんない。
・・・しかし、彼の国は大変だなぁ。やっぱ、ゼロから作った移民社会だからかなぁf(^_^;
・ふ~ん。ターザンも本作の原作小説が元なのね。Wikiによれば。
・モーグリ、育ててくれた狼ガン無視なんですけど?(笑)
狼のこと、全く気にせず口にもださないって酷くない?f(^_^;
群から追い出すっていう長の指示に従ったからかなぁ・・・
狼のお父さんお母さんは悲しく思っているよ、きっと。